イビキがうるさいと言われたことありませんか。
または、よく寝ているはずなのに、いつも眠いとか頭がボーッとしてしまうなど。もしかして、寝ている間の無呼吸状態になっていまんか。
なぜ、人はいびきをかくのでしょう。
いびきは寝ている間に舌を支える筋肉がゆるんで重力がかかって下あごが下がることで、空気の通り道の気道を狭くすることでおこります。狭くなった軌道では空気抵抗が大きくなって気道の粘膜が振動しいびきが生じます。
気道が狭くなる要因
*あごが小さい。あごが後退している。
*気道がもともと小さい。
*鼻の空気の通り道が曲がっている。
*扁桃が大きい。
*寝ていいる時にのどが塞がりやすい。
気道が塞がれる要因は
*アルコールを過剰に摂取すると、舌を支える筋肉がゆるんで重力の影響を受けやすい。
*睡眠導入剤を利用していると、アルコールと同様、筋肉の緊張がゆるみ影響を受けやすい。
*鼻やのどや口腔内、呼吸筋の異常なども、上気道を狭める原因になる。
*加齢による筋肉の老化によっても気道を狭める原因になる。
いびき、無呼吸症候群の治療といえば、よく知られているのが「CPAP」シーパップです。鼻に装着したマスクから一定の圧力の空気を送り込むことで呼吸を確保するための器具でが、うー、ちょっと抵抗がある」という方には「医療用マウスピース」があります。
医療用マウスピース
寝ているときに気道を塞がないようにするためにマウスピースは、下あごを少し前に出した状態(受け口の状態)で、上と下の歯を固定し、仰向けに寝ても下あごが下がらないようにします。
シーパップを持っての出張は……、お泊まりの際は抵抗がある……という方は、CPAPと併用して使うこともできます。
SPAP治療の場合、CAPA(シーパップ)は保険適用(¥10.000〜)治療ができ、CAPAの器具をレンタルするかたちになります。「医療用マウスピース」は患者さんに合わせたマウスピースを作ることになり、こちらは自由診療になります。